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霧の中で

管理人「ガン」(Key系小説同人サークル「オーパー」支配人兼音楽監督)

笹野ちはる氏

 昨今、四コマ漫画のアニメ化をよく目にするようになった。

 私がよく読んでいるまんがタイムきらら系の作品にしても、ひだまりスケッチを筆頭に何作もアニメ化され、今はあっちこっちが放映されている。

 前述のひだまりスケッチなどは4期目のアニメ化となり、その地位は盤石のものと言える。

 また、けいおんやらきすたに代表されるように、社会現象にまでなった作品もある。

 例えば、こういう作品やキャラクターを使って町おこしをする、というのはもはや一般化しつつある。

 四コマ漫画の力は素晴らしいものがある。

 しかし、ドラマ化した、と言う話はあまり聞いたことが無い。

 漫画のドラマ化は、例えばのだめカンタービレやドラゴン桜といったストーリー作品を直ぐに思い浮かべることができるが、四コマとなると、出てこない。

 そろそろ四コマ漫画のドラマ化を推進するべきではなかろうか。

 そしてその候補となる作品の一つに是非入れてほしいのが、笹野ちはる氏の「きらきらてくてく」である。

 笹野ちはる氏の代表作というと、竹書房から出版された「ときめきももいろハイスクール」全3巻となるのだろうか。

 私は双葉社から出ている「ぽこぽこコーヒー気分」全2巻が好きである。

 喫茶店の話であるが、この外側からではなく、内側からぽっと温めてくれるささやかな話がたまらない。

 しかし私はそれ以上に、「きらきらてくてく」を推す。

 これは芳文社のまんがタイムスペシャルに連載されていた作品であるが、単行本にならなかったものである。

 先日、作者の笹野氏が自身で同人誌として発行された。

 このような作品が作者の自費出版のようなことになってしまう今の状況は、おかしい。

 この社会は様々な問題を抱えているが、こういう文化に関する異常についてはあまり知られていないし、また報道もされない。

 ここに、この社会が抱える病巣があると思う。

 それは膵臓癌のように見つけ難く、徐々に体を蝕むのである。

 話が逸れた。

 これは同人誌であるが、昨今はその流通もかなり改善している。

 とらのあななどでも販売(含む通販)しているので、是非手に入れてほしい。

 なので、敢えて粗筋も書かない。

 そして読んでいただければ、私と同じ感想を持たれる方が多いのではないか。

 そう思う。

 こういう作品が埋もれてしまうのは良くない。

 単に良い作品が広まらないからということに留まらない。

 良い作品にそれ相応の価値や評価がつかないというのは、それを作った人が報われないのである。

 ひいては才能ある者の没落を促し、その活動の停止を促すこともある。

 質の高い作品を我々が常に求めるなら、その作者をないがしろにすることがあってはならないのである。

 この「きらきらてくてく」、後書きには笹野氏の苦悩が書かれている。

 譬えれば、三谷幸喜氏の映画「ラヂオの時間」である。

 こういうことをした芳文社を憎むのはたやすい。

 しかし、様々なしがらみ、特に芳文社は企業であって漫画家の為の慈善団体ではないことを考えると、一律にそうするのも考えものである。

 私としては、今度は、完全オリジナルの「きらきらてくてく」を読みたい、そう思う。

 また話が逸れた。

 「きらきらてくてく」…今度は本ではなく、TVドラマとして再会したいものである。





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  1. 2012/05/23(水) 01:17:04|
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