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霧の中で

管理人「ガン」(Key系小説同人サークル「オーパー」支配人兼音楽監督)

最近の音楽~タモリからマルムスティーンまで

 タモリ倶楽部で「フルトヴェングラーの足音を聴こう」という企画をやってました。

 ようするに、クラシック音楽のライヴ録音で、偶然(?)入ってしまった拍手などの音を楽しもうじゃないかというものでした。

 結構おもしろかったです。ゲストの宮本文昭が良い味出されてました。

 ライヴ録音であれば、別にクラシック音楽に限定しなくても、拍手や咳、クシャミ、時には鼾まで録音に入ってきます。

 番組では冒頭のフルトヴェングラーの足音のほか、鳥のさえずり、遠雷なんか入った録音が紹介されてました。

 その中でグランプリ(?)を取ったのが高射砲の音。

 WWⅡ最中のベルリンにおけるライヴ録音に、外で撃っている高射砲の音が数発入ったものでした。

 私の持っているものでそういうのをみてみると、地下鉄?の音が入ったのではというのがあります。

 メンゲルベルクがNYPとやった録音ですが、その近くに地下鉄が走っていたようで、そうではないかな?という音が入っています。

 あと、チェコの指揮者K・アンチェル氏がボストン響を振った我が祖国に、めちゃめちゃはっきりした雷と雨音が入っているのもあります。

 前述の鼾では、バルビローリがBPOを振った際のライヴに入っています。

 また、朝比奈が大阪フィルを率いてヨーロッパを演奏旅行していた際に、オーストリアのリンツで行われたライヴ録音に、絶妙のタイミングで教会の鐘の音が入っているのもあります。これは神の配剤でしょう。

 こういうのを聴き慣れてくると、何もない普通の録音を聴いているときにアレッ?となってしまいます。(笑)

 TVでは指揮者の唸り声も紹介してました。

 小林研一郎が日本フィルを振った際の新世界交響曲のCDがあげられていました。ものすごく唸ってます。

 この人はこの傾向が強く、実際の演奏会ではその音が聴こえます。

 その演奏会に行ってきました。

 バルトーク「管弦楽の為の協奏曲」リストのピアノ協奏曲第1番、交響詩「前奏曲」コダーイのガランダ舞曲でした。

 前半はバルトークでした。予め小林が録音したチェコフィルとのその曲を聴いていたのですが、どういうわけか、オケが上手い。

 ただ、小林にしては今一つ乗り切れていない感じでした。もちろん、前に聴いたO上のすかっすかの音よりは数段良かったですが。

 ですが、こういう気分は後半のピアノ協奏曲から変わってきます。

 ピアノの小山も含めて、胸にガツンと来る演奏でした。

 コダーイは舞曲にしては少し重い感じもしましたが、よく流れていました。

 ラストの前奏曲は今回の白眉。リストはハンガリーかもしれないけれどドイツ系の音楽だと感じ入ったものです。帰宅してからやはり氏が録音されたCDを聴いてみましたが、全然違う。小林は、録音に良さが出にくい。実際に聴きにいかないとわからない音楽家の一人です。

 で、それで東京に行ったのですが、そこでCDを買いました。

 マルムスティーンのアルバムです。

 ロック?いえいえ、クラシック音楽(笑)ですよ。

 マルムスティーン自作自演の、管弦楽とエレクトリックギターのための協奏組曲「新世紀」です。

 ロックとクラシック音楽の融合を想わせるものですが、聴いてみるとバロック期の音楽にエレキが入ったという感じです。

 つまり、ものすごくマトモな音楽です。

 それだけに聴きやすいし、演奏効果も抜群。さすがすげーテクニシャン、う指さばきが異常です。

 私としてはもっと「ロック」が「バロック」を喰っているようなものが
良かったですが、これはこれで良い。

 ちなみに、オケはレヴィ指揮のチェコフィル。これも良い。

 ロック派、クラシック派のどちらにも聴いてほしい曲です。

 マルムスティーン、この系統ではもう曲を書かないのだろうか。今度はクラシックを喰い散らかすロックのような音楽を聴きたいです。

(敬称略)

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  1. 2011/06/11(土) 13:13:26|
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